ぶらり見て歩記 | 三重県伊賀市
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前面の鬼板がギヤマンに金箔をおいた「日」。後面がギヤマンに銀箔をおいた「月」 妻軒付・軒先の錺金具が「雲に星宿文」で3つの天体(三明)を表します。 車輪は地車です。 天水引幕は伝貫名海屋下絵の「雲龍図」(緋羅紗地に刺繍) 水引幕は、本祭が「三十六歌仙図」(刺繍)で、宵宮は「西園雅集図・図記」(刺繍)を 用いています。 また別に、長月庵若翁下書の菅原道真公の詩を刺繍したものがあります。 胴幕は伝円山応挙下絵の「虎竹図」(緋羅紗地に刺繍) 囃子座(2層)の格天井には扇面に花鳥を極彩色で描いています。 欄縁錺金具は安政4年(1857)に津の名工工藤延壽が製作した「四神文」・「瑞獣文」 等(県指定文化財)。 囃子は祇園囃子で、地囃子・唐子・戻り地囃子・一二三・流し・上ゲ等の 曲目があります。 しるし:
元来は数人で捧持するものでしたが、平成2年(1990)に台座等を建造しました。 書は松尾芭蕉翁と伝えられます。 (C)Art.Kaede |
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