ぶらり見て歩記
三重県伊賀市


09上野天神祭・本祭




桐本きりもと

しるし:逆熨斗さかのし 上野東町






































桐本(きりもと)


文政10年(1827)に伊賀の仏師筒井儀兵衛らにより新造されました。
下層前面に御簾の間を設ける古い形態です。
天水引幕は「牡丹に唐獅子図」(緋羅紗地に刺繍)。
胴幕は幕末の伊賀の画家大北a堂下絵による「蘭亭曲水の宴図」(刺繍)で
御簾の間を除く四方にめぐらされています。
鬼板は鬼の彫り物。化粧梁上のとばめ板に雲に麒麟等の彫刻が施されています。
囃子座(2層)の格天井には金箔に松竹梅を描き、御簾の間(1層)の格天井
には菊花を描いています。
欄縁には「四季花果文」錺金具と獅子頭の彫り物があります。

囃子は五楽奏による三味線囃子で、曲目には雁と燕・しのぶ売・新神楽等が
あります。




しるし:逆熨斗(さかのし)


昭和53年(1978)に濱邊萬吉画伯の匠案によりダシ部分が新造されました。
江戸時代に用いられた文字熨斗の町印を鮑熨斗に改めたものです。
勾欄から下の屋台部分は昭和11年(1936)新造のものを使用しています。




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