ぶらり見て歩記 | 三重県伊賀市
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天明3年(1783)頃の創建と考えられます。 天水引幕は両面に刺繍が施されており、表面は「旭日に鳳凰・麒麟図」、裏面は 「鳥獣花樹図」です。 水引幕は「富士の裾野の巻狩図」(刺繍)。 安政4年(1857)に京都の縫師宮崎屋房三郎にて新調されました。 二番水引幕・胴袖幕は16世紀後期の「雲龍波濤文図」です。 前幕は「黄石公に張良が沓を捧げる図」(綴織)。 胴幕は菅原公千年大祭(明治35年)を記念して新調した池田桂僊下絵による 「松竹梅に飛雀・鶯図」(緋羅紗地に刺繍)。 囃子は祇園囃子で、地囃子・老松・葵・一二三・流し・上ゲ等の曲目があり、 囃子方の組織を梅香社と称しています。 しるし:
嘉永4年(1851)に翌年の菅公950年祭を記念して新造。 京都丸屋利兵衛の作。胴幕は朝鮮毛綴を用いています。 それ以前は、町名を記した大幟を町印としていたようです。 (C)Art.Kaede |
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