ぶらり見て歩記 | 三重県伊賀市
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紫鱗とは鮮魚の美称。化粧梁上のとばめ板に記されるように「庶伊允諧」と別称 しています。(出典は『書経』益稷)。 天水引幕は両面に刺繍が施され、表面は「雲龍図」、裏面は「丸龍蜀江図」です。 嘉永4年(1851)の新調。 水引幕は「群賢琴棋書画図」(刺繍)で弘化4年(1847)の新調です。 胴袖幕は『三国志演義』の劉備、関羽、張飛の刺繍。 胴幕は、黄石公、張良、蝦蟇仙人、孔雀、御殿鷹が刺繍されています。 見送幕は「群仙図」(刺繍)です。 錺金具に化粧柱「龍文」や欄縁「貝尽文」等があります。 囃子は祇園囃子で、地囃子・獅子・一二三・流し・上ゲ等の曲目があります。 しるし:
文化10年(1813)の新造。京都田中内蔵丞の作です。 仙人が鯉に乗って天に昇ったという故事に因んでいます。 胴幕の「波濤貝図」(刺繍)は新造当時のものです。 (C)Art.Kaede |
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