ぶらり見て歩記
三重県伊賀市


09上野天神祭・本祭




紫鱗しりん

しるし:琴高仙人きんこうせんにん 上野魚町






























































紫鱗(しりん)


紫鱗とは鮮魚の美称。化粧梁上のとばめ板に記されるように「庶伊允諧」と別称
しています。(出典は『書経』益稷)。

天水引幕は両面に刺繍が施され、表面は「雲龍図」、裏面は「丸龍蜀江図」です。
嘉永4年(1851)の新調。
水引幕は「群賢琴棋書画図」(刺繍)で弘化4年(1847)の新調です。
胴袖幕は『三国志演義』の劉備、関羽、張飛の刺繍。
胴幕は、黄石公、張良、蝦蟇仙人、孔雀、御殿鷹が刺繍されています。
見送幕は「群仙図」(刺繍)です。
錺金具に化粧柱「龍文」や欄縁「貝尽文」等があります。

囃子は祇園囃子で、地囃子・獅子・一二三・流し・上ゲ等の曲目があります。




しるし:琴高仙人(きんこうせんにん)


文化10年(1813)の新造。京都田中内蔵丞の作です。
仙人が鯉に乗って天に昇ったという故事に因んでいます。
胴幕の「波濤貝図」(刺繍)は新造当時のものです。




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