ぶらり見て歩記 | 三重県伊賀市
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双葉葵の鉾を建てるので「葵鉾」ともいいます。 其神山の創始は宝暦9年(1759)に遡り、扁額の和歌「伊かなれは そのかミやまの あふひくさ としハふれとも ふたはなるらん」(『新古今集』所収)に因んでいます。 天水引幕は「群鳥飛翔図」(緋羅紗地に刺繍)です。 水引幕には「百花草木図」(刺繍)等があります。 前幕は「溪流と麒麟図」(刺繍)。 胴幕は陶淵明「帰去来図」と林和靖「山園小梅図」の綴織。 囃子座(2層)の格天井には百花図を彩色して描いています。 囃子は祇園囃子で、地囃子・唐子・神楽・筑紫・鷺・一二三・新三番叟・ 旧三番叟・流し・和可等の曲目があります。 しるし:
謡曲菊慈童に因んでいます。享和3年(1803)に前年の菅公900年祭を記念して新造。 見送幕は、もとだんじりの見送幕に使用した17世紀中期の「雲龍文」です。 (C)Art.Kaede |
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