ぶらり見て歩記
三重県伊賀市


09上野天神祭・本祭




鉄英剣鉾てつえいけんぼこ

しるし:日月扇じつげつせん 上野向島町






























鉄英剣鉾(てつえいけんぼこ)


その歴史は宝暦6年(1756)の「花鉾」に遡ります。
前・後の化粧梁には向島町に住した藤堂藩士高見照陽の書による「深溟」・「剪莽」の
扁額を掲げています。

天水引幕は「霊獣花丸図」(緋羅紗地に刺繍)です。
水引幕には「波之鯉図」(刺繍)、二番水引幕「角龍図」(刺繍)で、
ともに文政7年(1824)に京都の縫師近江屋藤次郎にて新調されました。
前幕は「四季農耕図」(刺繍)。
胴幕は「百禄是遒」「万壽無疆」(伝梁川星巌書)の賛が入った小田海僊の下絵による
「漢公尚歯図」(緋羅紗地に刺繍)です。
見送幕は上部に鳳凰額を配した「唐人奏楽図」(綴織)。

囃子は祇園囃子で、新囃子・三番叟・地囃子・流し・鏈等の曲目があります。




しるし:日月扇(じつげつせん)


平成元年(1989)に、濱邊萬吉画伯の意匠により再興されました。
命名も同氏によるものです。




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